長島[町](読み)ながしま

百科事典マイペディア 「長島[町]」の意味・わかりやすい解説

長島[町]【ながしま】

三重県北部桑名郡の旧町。伊勢湾に注ぐ木曾川長良川にはさまれた低湿輪中(わじゅう)を占め,水屋,クリークなどがみられる。中心の長島長島一揆(いっき)(一向(いっこう)一揆)で有名な旧城下町で,関西本線,東名阪自動車道,国道1号線,近鉄名古屋線が通じる。米作,野菜栽培ノリ養殖が盛ん。南端長島温泉(アルカリ性単純泉,60℃)は中京の娯楽地。2004年12月桑名郡多度町と桑名市へ編入。31.73km2。1万5503人(2003)。

長島[町]【ながしま】

鹿児島県出水(いずみ)郡,長島付近小島を含む町。農漁業が主産業で,ミカン,豆類,イモ類などの栽培が盛ん。畜産も行う。北部は雲仙天草国立公園に含まれ,蔵之元から天草下島牛深市(現・天草市)へフェリーボートが通じ,本土との間に黒之瀬戸大橋がかかる。2006年3月出水郡町を編入し,町役場を旧東町役場とした。116.13km2。1万1105人(2010)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android