長岡[市](読み)ながおか

百科事典マイペディア 「長岡[市]」の意味・わかりやすい解説

長岡[市]【ながおか】

新潟県中部の市。1906年市制。信濃川中流,越後平野南部や栃尾盆地,三島丘陵東側一帯を占め,日本海にも面する。中心市街は江戸時代,牧野氏の城下町,信濃川水運の河港として栄えた。1868年の戊辰戦争城下の8割を焼失,第2次大戦でも大被害を受けた。全国有数の豪雪地帯であるが,1961年全国初の消雪道路が完成した。信越本線,上越線,越後線,上越新幹線,北陸自動車道が通じ,関越自動車道が分岐する県中部の中心都市である。1982年テクノポリス(技術集積都市)のモデル地区に指定され電気機器,精密機器,一般機器などの工業が盛ん。古くから卸売業の商業活動が盛ん。西部の丘陵地には長岡ニュータウンが造成されて宅地化が進んだ。8月の長岡祭は花火で有名。2005年4月南蒲原郡中之島町,三島郡越路町,三島町,刈羽郡小国町,古志郡山古志村を,2006年1月栃尾市,三島郡寺泊町,与板町,和島村を,2010年3月北魚沼郡川口町を編入。東日本大震災で,市内において被害が発生。891.06km2。28万2674人(2010)。
→関連項目長岡技術科学大学長岡藩

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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