精選版 日本国語大辞典 「鐙瓦」の意味・読み・例文・類語
あぶみ‐がわら ‥がはら【鐙瓦】
〘名〙 屋根瓦の一つ。平瓦と丸瓦とを交互に並べた本瓦葺(ほんがわらぶき)で、丸瓦の軒先になる瓦。形が馬具の壺鐙に似るところからいう。軒先の円板(瓦当)に、蓮花、巴(ともえ)、定紋(じょうもん)などの装飾が施してある。文様によって巴瓦(ともえがわら)、花瓦(はながわら)、軒丸瓦という。
※正倉院文書‐天平勝宝八年(756)八月一四日・造東大寺司牒解「鐙瓦参伯枚」
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