鐘鼎彝器(読み)しょうていいき

世界大百科事典(旧版)内の鐘鼎彝器の言及

【金石文】より

…彝器とは祖先の霊をまつったり賓客を饗応するときに使用する礼楽器のことで,食器(鼎,敦(たい)など),酒器(爵,尊など),水器(盤など),楽器(鐘(しよう)など)に大別される。このうち楽器の鐘と食器の鼎で彝器を代表させて鐘鼎彝器といい,金文のことを鐘鼎文とか款識(かんし)ともいう。 殷代の金文は,氏族記号と解される図象文字や十干を付した父祖の名を記すものが多く,全体に字数は少ない。…

※「鐘鼎彝器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」