鐘供養(読み)かねくよう

精選版 日本国語大辞典 「鐘供養」の意味・読み・例文・類語

かね‐くよう ‥クヤウ【鐘供養】

〘名〙 新しく鐘を鋳造した時に行なうつき初めの式。道成寺縁起に始まり、近世以来、多く女子がつき初めをするようになった。鐘の供養。《季・春》
※雑俳・表若葉(1732)「鞴(たたら)踏む法のちがひの鐘供養」

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デジタル大辞泉 「鐘供養」の意味・読み・例文・類語

かね‐くよう〔‐クヤウ〕【鐘供養】

新たに梵鐘ぼんしょうを鋳造した際に行う供養。多くは女子がつき初めを行う。
寺にある梵鐘の供養。多く、晩春に行われる。 春》「畠打や木の間の寺の―/蕪村

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