鍮器(読み)ちゅうき

世界大百科事典(旧版)内の鍮器の言及

【李朝】より

…そして19世紀には田税や小作料の金納化も一部で発生するようになり,他方では商人などが経済力によって土地を購入して地主となる庶民地主制も発達した。手工業の分野では官営の手工業に代わって民営の手工業が発展し,19世紀前半には鍮器(真鍮製の食器など)・鋳物工業や金,銀,鉄,銅などの鉱山で,一部にマニュファクチュア(工場制手工業)も形成されるようになった。こうして朝鮮でも自生的な資本主義の萌芽が現れてくる。…

※「鍮器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」