鍛錬・鍛練・鍛煉(読み)たんれん

精選版 日本国語大辞典 「鍛錬・鍛練・鍛煉」の意味・読み・例文・類語

たん‐れん【鍛錬・鍛練・鍛煉】

〘名〙
① 金属を鍛え練ること。
※報恩録(1474)上「爰の肺肝は本是并州鉄で、卒度も鎚目も不見、不鍛錬鈍鉄の儘だぞ」 〔論衡‐率性〕
② (形動) きびしいけいこを積んで、技芸や心身を練りみがくこと。修養、修行を積むこと。また、学問や技術などをよく修めていること。そのさまもいう。〔羅葡日辞書(1595)〕
※浮世草子・西鶴織留(1694)三「諸芸を鍛練(タンレン)する事それそれの家業の外はふかう其道に入る事なかれ」 〔杜甫‐奉贈太常張卿詩〕
酷吏が罪をでっちあげること。〔漢書‐路温舒伝〕

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