錠前(読み)じょうまえ

精選版 日本国語大辞典 「錠前」の意味・読み・例文・類語

じょう‐まえ ヂャウまへ【錠前】

〘名〙 (「錠」は「鎖(ジャウ)」の当て字) 戸などにとりつけて、開かないようにする金具。錠。
浮世草子好色五人女(1686)四「あるじは戸棚の錠前(ヂャウマヘ)に心を付れは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「錠前」の意味・読み・例文・類語

じょう‐まえ〔ヂヤウまへ〕【錠前】

戸やふたなど、開けたてする所につけて、他人が勝手に開けられないようにする金具。錠。「錠前をおろす」「錠前屋」
[類語]キー南京錠合い鍵スペアキーマスターキー箱錠掛け金かんぬき解錠施錠ロックシリンダー錠

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の錠前の言及

【鍵】より

…戸,引出し,箱などに取りつけ,差しかためて,しまりとする器具を錠あるいは錠前lockといい,これを開閉する具を鍵という。一対で用いられ,一般に〈鍵をかける〉などというように両者は混同されることが多い。…

※「錠前」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android