銅器(読み)どうき

精選版 日本国語大辞典 「銅器」の意味・読み・例文・類語

どう‐き【銅器】

〘名〙 銅や青銅などで作った器具
※妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)六「もろもろ珍宝、銅器(トウキ)(〈注〉アカカネノウツハモノ)にもれるところ」 〔史記‐田単伝〕

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デジタル大辞泉 「銅器」の意味・読み・例文・類語

どう‐き【銅器】

銅でつくった器具。青銅器を銅器と称することもある。

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普及版 字通 「銅器」の読み・字形・画数・意味

【銅器】どうき

青銅の器。〔史記、武帝紀〕少君、上(しやう)に見(まみ)ゆ。上に故銅り。~曰く、此のは齊の桓十年、柏寢(台)に陳(つら)ねたりと。已にして其のを案ずるに、果して齊の桓なり。一宮盡(ことごと)く(おどろ)き、少君を以てと爲せり。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「銅器」の解説

銅器(どうき)

自然銅を叩きのばして使うことから,鉱石を溶かして銅をつくる冶金(やきん)術が発明されたのは,西アジアにおいてである。北イラクでは,前5千年紀の後半に銅の精錬が行われている。約10%の錫(すず)をまぜた青銅が現れたのは前2500年の頃であった。西アジアからエーゲ海,そして北および西に伝播し,前1500年頃にはスカンディナヴィア方面にも青銅器文化が起こっている。中国においては殷(いん)周青銅器はかなり発達した段階にあり,その初現に問題はあるが,通例銅器という名称が用いられるときには,食器酒器,水器,雑器などの殷周および戦国時代の青銅器をいう場合がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「銅器」の意味・わかりやすい解説

銅器
どうき

青銅器

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