銀漢(読み)ギンカン

デジタル大辞泉 「銀漢」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐かん【銀漢】

天の川銀河天漢 秋》
[類語]天の川銀河

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「銀漢」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐かん【銀漢】

〘名〙 =ぎんが(銀河)①《季・秋》
菅家文草(900頃)五・重陽後朝、同賦秋雁櫓声来「馳心而思、只望銀漢之岸
※屋代本平家(13C前)抜書「銀漢に臨んで日を暮し白雲を踏んで天に徹る」 〔鮑照‐夜聴妓詩〕

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普及版 字通 「銀漢」の読み・字形・画数・意味

【銀漢】ぎんかん

天の河。銀河。宋・軾〔陽関詞三首、中秋月〕詩 雲收まり盡して、る 銀聲無くして、玉盤(月)を轉ず

字通「銀」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の銀漢の言及

【天の川】より

…銀河系宇宙の星の渦巻の縁辺が,天上を流れる川のように見えるための名。《万葉集》の七夕歌には〈天河,天漢〉の文字をあて,《和名抄》に〈天河,天漢,銀河,阿万之加八〉とあるのも,主として漢名を伝えたもので,古代中国では,天の川を漢水の気が天にのぼってなったと考え,〈銀漢〉または〈河漢〉とも呼んでいた。しかし,日本でもおそらく古くからこれを天上の川とみていたものであろう。…

※「銀漢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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