銀世界(読み)ギンセカイ

デジタル大辞泉 「銀世界」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐せかい【銀世界】

雪が一面に降り積もって白一色になっている景色。「一面の銀世界
[類語]雪景色雪化粧冬化粧雪景冬景色

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「銀世界」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐せかい【銀世界】

〘名〙
① あたり一面雪が降って、まっ白になっている景色。また、すべて一面に白く美しいことにいう。
三国伝記(1407‐46頃か)四「仮に峨嵋の銀世界を出でて」 〔俳諧・季引席用集(1818)〕
人情本・縁結娯色の糸(1839‐48)五「雪は尚(なほ)、霏々(ちらちら)と降り止まず。一夜に変る銀世界(ギンセカイ)
遊里の称。そのきらびやかなさまを①にみたてたか。または、金がものをいう世界であるところからか。
※雑俳・柳多留‐五一(1811)「江戸の金四つ手で運ぶ銀世界」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android