鉤爪(読み)カギヅメ

デジタル大辞泉 「鉤爪」の意味・読み・例文・類語

かぎ‐づめ【×鉤爪】

動物のもつ、下向きの鉤形に湾曲し、鋭くとがる爪。有蹄ゆうてい霊長類以外の哺乳類と、爬虫はちゅう鳥類にみられる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鉤爪」の意味・読み・例文・類語

かぎ‐づめ【鉤爪】

〘名〙
哺乳動物の爪の一形態。幅が長さに比べて狭く、下の方に曲がっている爪。鳥類の爪も同じ形であるためこう呼ばれることもあるが、本来は霊長類の一部に見られる平爪(ひらづめ)に対して、その他の獣の爪をいう語。
昆虫クモ類あし先端に一~三本あるかぎ状の小突起。爪。

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普及版 字通 「鉤爪」の読み・字形・画数・意味

【鉤爪】こうそう(さう)

鋭い爪。晋・左思〔呉都の賦〕烏の族、犀(さいじ)の黨り。鉤爪鋸、自ら鋒穎をす。

字通「鉤」の項目を見る

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