鉢嶺 喜次(読み)ハチミネ キジ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「鉢嶺 喜次」の解説

鉢嶺 喜次
ハチミネ キジ


職業
俳優

生年月日
明治23年

出生地
沖縄県 那覇市首里

経歴
7歳で仲毛芝居に入り、初舞台に立つ。後に渡嘉敷守良らの「球陽座」に加わる。以来、渡嘉敷と組み、大正5年11月に伊良波尹吉を加えて「伊渡嶺劇団」を結成し、「大正劇場」に入る。その後、八重山など地方巡業に出る。また、多嘉良朝成らの「若葉団」や真境名由康の「珊瑚座」結成に参加。名女形として人気が高かった。若いころは純情な娘役を得意として初期の「泊阿嘉」や「桃売り乙女」の娘役が好評だった。後年は首里の高家の御内侍(夫人)の役などを演じた。

没年月日
昭和46年 (1971年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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