鉄道車両等生産動態統計調査(読み)テツドウシャリョウトウセイサンドウタイトウケイチョウサ

デジタル大辞泉 の解説

てつどうしゃりょうとうせいさんどうたい‐とうけいちょうさ〔テツダウシヤリヤウトウセイサンドウタイトウケイテウサ〕【鉄道車両等生産動態統計調査】

鉄道車両等生産動態統計を作成するために、国土交通省が行う基幹統計調査鉄道車両部品、信号保安装置、ロープウエーリフトなどの運行装置を製造する、一定規模以上の事業所を対象とする全数調査。新造車両については毎月、それ以外は四半期ごとに、受注生産在庫数量金額などを調査する。第1回の調査は昭和29年(1954)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

鉄道車両等生産動態統計調査
てつどうしゃりょうとうせいさんどうたいとうけいちょうさ

鉄道車両、鉄道車両部品、鉄道信号保安装置、索道ロープウェーなど)搬器運行装置の受注高、生産高、出荷高、在庫高など生産の実態を明らかにすることを目的とした調査。国土交通省が公表する交通関係統計の一つで、統計法上の基幹統計に位置づけられている。

 鉄道車両生産(新造)は全事業所を対象に、毎月末に調査している(2020年時点では約20事業所)。鉄道車両等生産(改造修理)および鉄道車両部品生産は常時30人以上の従業員を使用する事業所を対象に、鉄道信号保安装置生産は常時50人以上の従業員を使用する事業所を対象に、索道搬器運行装置生産は全事業所を対象に、それぞれ毎四半期末に調査している(2020年時点では約10事業所)。

 1954年(昭和29)に旧統計法に基づき指定統計として調査が始まり、2007年(平成19)の統計法改正に伴い、現在の基幹統計に位置づけられた。

[飯塚信夫 2020年9月17日]

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