鉄道建設(読み)てつどうけんせつ

世界大百科事典(旧版)内の鉄道建設の言及

【アメリカ合衆国】より

…すでに経済発展の加速は始まっていたが,戦争中には国立銀行法,関税法,自営農地法(ホームステッド法),土地交付大学法(モリル法)等が制定され,戦後の〈再建〉期に国内市場の統一が達成されるなどの条件が整ったため,終戦後には工業が本格的に経済発展をリードするようになった。著しい技術革新過程を反映したこの19世紀後半は,一口にいって蒸気機関と鉄の時代,あるいは鉄道建設の時代であったといえる。蒸気機関車と蒸気船が急速に輸送の中心となったが,とくに鉄道は,大陸横断鉄道の完成(1869)をはじめ全国的鉄道網の建設を通じて,1884年には世界の総鉄道キロ数の43%を占めるにいたった。…

【産業革命】より

…さらに1825年,G.スティーブンソンによって蒸気機関車が実用化されると,1830年代から50年代にかけての〈鉄道マニア〉時代を経て,鉄道が国内交通の核となる。国内の鉄道が延べ6000マイル(約9650km)を超え,ほぼ全土が鉄道網でおおわれた1850年には,新規の鉄道建設に投じられる資金と既設のそれからあがる利潤がほぼ均衡した。 有料道路や運河の建設には,議会の承認を要したうえ,必要な資金も膨大だったから,地主が計画に参画しているケースが多く,財団trustの形式をとるのがふつうであった。…

※「鉄道建設」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android