鉄衣(読み)テツイ

デジタル大辞泉 「鉄衣」の意味・読み・例文・類語

てつ‐い【鉄衣】

よろい具足ぐそく戎衣じゅうい
鉄のさび

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鉄衣」の意味・読み・例文・類語

てつ‐い【鉄衣】

〘名〙
① よろい。具足戎衣(じゅうい)鉄甲
文華秀麗集(818)下・奉和隴頭秋月明〈小野岑守〉「水添鞞鼓咽、月湿鉄衣寒」
※地蔵菩薩霊験絵詞(教王護国寺観智院蔵)(15C中か)上「衣服は鉄衣となり、飲食は銅湯となる」 〔古詩木蘭詩
② くさりかたびら。
③ さび。鉄のさび。〔本草綱目‐金石部・鉄鏽・釈名

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普及版 字通 「鉄衣」の読み・字形・画数・意味

【鉄衣】てつい

鉄甲。また、鉄さび。唐・劉長雑詠、八首、礼部李侍郎に上(たてまつ)る、古剣〕詩 鐵衣、今正に澁(さび)あるも 寶刀ほ試みるべし

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