鈴生・鈴成(読み)すずなり

精選版 日本国語大辞典 「鈴生・鈴成」の意味・読み・例文・類語

すず‐なり【鈴生・鈴成】

〘名〙
① (形動) 果実が、神楽鈴(かぐらすず)のように、房となってたくさん群がってなること。果実などが実って木にいっぱいついていること。また、そのさま。
※俳諧・崑山集(1651)一一「肴とてすすなりになれ蒲萄酒」
② (形動) 一般に、多くのものが一か所にぶらさがっていること。また、人が一か所に大ぜいかたまっていること。また、そのさま。
※雑俳・川傍柳(1780‐83)一「傾城(けいせい)の鈴なりへ行くきつゐ事」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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