針鼠(読み)はりねずみ

精選版 日本国語大辞典 「針鼠」の意味・読み・例文・類語

はり‐ねずみ【針鼠】

〘名〙 食虫目ハリネズミ亜科の哺乳類総称。体長一五~三〇センチメートル。吻(ふん)は長くとがり尾は非常に短い。背面針状をした黄白色のとげが密生し、ヤマアラシに似るがとげが短い。頭と体の下面の毛は柔らかく、褐色または灰白色を呈する。夜出て小動物や草の根などを食べ、敵に会うと体をクリのいが状に丸めて身を守る。ヨーロッパアフリカインドから中国・朝鮮にかけて約一二種が分布。〔物品識名(1809)〕

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デジタル大辞泉 「針鼠」の意味・読み・例文・類語

はり‐ねずみ【針×鼠】

食虫目ハリネズミ科の哺乳類。体長20~30センチ、尾はごく短い。体はずんぐりし、背面に鋭い針状の毛が密生。雑食性で夜に活動する。ヨーロッパ・アフリカ・アジア大陸に分布。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「針鼠」の解説

針鼠 (ハリネズミ)

動物。ハリネズミ科の一部に属する動物の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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