針刺・針差(読み)はりさし

精選版 日本国語大辞典 「針刺・針差」の意味・読み・例文・類語

はり‐さし【針刺・針差】

〘名〙
① 綿や毛髪などを布で包んで、裁縫用の針を刺しておくもの。はりやま。はりたて。はりぼうず。〔類聚雑要抄室町)〕
虞美人草(1907)〈夏目漱石〉九「針差(ハリサシ)の紅をぷつりと刺して」
厚紙などを折り、その中に針を並べて刺しておくもの。
浮世草子御前義経記(1700)四「針指(ハリサシ)・針入・針やすめ・かけ針」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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