釜初・窯初・竈初(読み)かまはじめ

精選版 日本国語大辞典 「釜初・窯初・竈初」の意味・読み・例文・類語

かま‐はじめ【釜初・窯初・竈初】

〘名〙
[一] (釜初)
新年初めての茶の湯。釜開き。初釜。初茶湯。初茶筅。《季・新年》
② 新しくとれた繭を初めて釜でゆでること。
※続春夏秋冬(1906‐07)〈河東碧梧桐選〉夏「機糸屑繭引くや釜始め〈萩郎〉」
[二] (窯初) 作陶家や製陶工場で、新年初めて陶器を焼くこと。《季・新年》

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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