金革(読み)キンカク

デジタル大辞泉 「金革」の意味・読み・例文・類語

きん‐かく【金革】

刀剣甲冑かっちゅう武器武具
戦争。いくさ。

きん‐がわ〔‐がは〕【金革】

地色金色にした革。

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精選版 日本国語大辞典 「金革」の意味・読み・例文・類語

きん‐かく【金革】

〘名〙
① (「金」は剣戟、「革」は甲冑の意) 武器。武具。兵器
太平記(14C後)二八「而らば刑余の罪人をして甲兵金革(カク)をすて、挺楚を制して、項羽を撃ち殺すべし」 〔中庸‐第一〇章〕
② 戦争。いくさ。
読史余論(1712)二「凡五百六十九年が程は、金革の事聞へず」 〔揚雄‐長楊賦〕

きん‐がわ ‥がは【金革】

〘名〙 地色を金色にした革。
滑稽本和合人(1823‐44)二「馬皮金皮の胴乱へ、江戸珊瑚珠にて八分玉の緒〆を」

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普及版 字通 「金革」の読み・字形・画数・意味

【金革】きんかく

金属や皮製の武器。〔中庸、十〕金革を衽(しとね)とし、死して厭(いと)はざるは、北方の強なり。而して強之れに居る。

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