金門(読み)きんもん

精選版 日本国語大辞典 「金門」の意味・読み・例文・類語

きん‐もん【金門】

[1] 〘名〙 金でつくった門。転じて、立派な御殿をいう。
※再昌草‐永正五年(1508)一二月二五日「雪擁金門曙色寒、瓊林玉樹御前巒」 〔曹植‐陳審挙表〕
本朝文粋(1060頃)一・孫弘布被賦〈源英明〉「六十耳順。待詔陪於金門」 〔揚雄解嘲

かな‐と【金門】

〘名〙 (「かなど」とも。「かな」は、金属の意) 金属で扉や柱を補強した門。また、門。一説に、金属製の門のように堅固な門とする。
万葉(8C後)九・一七三九「金門(かなと)にし人の来立てば夜中にも身はたな知らず出でてそ逢ひける」
人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)三「誰れかは知らず入口なる、銅戸(カナド)をそっと押し開けて、忍び入り来る二個(ふたり)処女

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「金門」の解説

金門
(通称)
きんもん

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
金門五山桐
初演
安永7.4(大坂・小川座)

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「金門」の解説

きんもん【金門】

茨城日本酒。酒名は、当主が代々襲名する「金左衛門」に由来蔵元の「金門酒造」は天保5年(1834)創業。所在地は取手市青柳。

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