精選版 日本国語大辞典 「金銀草」の意味・読み・例文・類語
きんぎん‐そう ‥サウ【金銀草】
〘名〙
① ラン科の多年草。主としてヒマラヤからマレーにかけて分布し、屋久島、奄美大島、沖縄、台湾、小笠原などでもまれに生える。高さ三〇~六〇センチメートル。茎は多肉質で基部は斜上する。葉は柄をもち茎の基部にやや密につき、葉身は長さ約一〇センチメートル、幅約三センチメートルの狭長楕円形、先端はとがり、縁はやや外側に巻いて基部は茎を抱く。三~五月、茎の上部に長さ七~二〇センチメートルの円柱状の穂を出し、ごく小さな白色花を密につける。花がはじめ黄色みを帯び、開くと白くなるのでこの名がある。〔日本植物名彙(1884)〕
② 植物「ゆきのした(雪下)」の古名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
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