金鈴(読み)きんれい

精選版 日本国語大辞典 「金鈴」の意味・読み・例文・類語

きん‐れい【金鈴】

〘名〙
① 金のすず金色のすず。金属製のすず。
※和漢朗詠(1018頃)上「枝には金鈴を繋けたり春の雨の後、花は紫麝(しじゃ)を薫ず凱風の程〈具平親王〉」 〔梁元帝‐善覚寺碑〕
② (黄金の鈴に似ているとしたところから) 橘の実のたとえ。
宴曲宴曲集(1296頃)一「夢の直路の雨の後、枝には露を帯びつつ、金鈴離離と房なり」

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デジタル大辞泉 「金鈴」の意味・読み・例文・類語

きん‐れい【金鈴】

金製のすず。金色のすず。
たちばなの実のたとえ。
「―離離と房なり」〈宴曲集〉
[補説]書名別項。→金鈴

きんれい【金鈴】[書名]

九条武子歌集。大正9年(1920)発表欧州にいる夫を思う哀切な歌が多い。

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普及版 字通 「金鈴」の読み・字形・画数・意味

【金鈴】きんれい

金の鈴。

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