金胴・鉄胴(読み)かなどう

精選版 日本国語大辞典 「金胴・鉄胴」の意味・読み・例文・類語

かな‐どう【金胴・鉄胴】

〘名〙
武具一種。鉄を打ち延べた、袖も草摺(くさずり)もない胴ばかりのものか。鎧の下に着用した。一説に最上胴丸の類。空胴(からどう)桶側胴(おけがわどう)
太平記(14C後)二二「金筒(カナドウ)の上に、火威(をどし)の冑の敷目に拵へたるを、草摺長に著下して」
独楽(こま)の周囲にはめる金属製の輪。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android