金牛（読み）きんぎゅう

精選版 日本国語大辞典

きん‐ぎゅう ‥ギウ【金牛】

[1] 〘名〙

① 想像上の金の牛。また、金の糞(ふん)をする牛。〔水経注‐漸江水〕

② 陽暦四月二一日をいう。

[2] 「きんぎゅうきゅう（金牛宮）」の略。

出典　精選版 日本国語大辞典

世界大百科事典（旧版）内の金牛の言及

【ウシ(牛)】より

…水牛は水に潜る習性をもつため河川，湖沼にすむ水の霊物と考えられた。例えば杭州西湖の湖底には金の牛がすみ，干天で湖が浅くなると姿を見せ，金牛が水を吐くと湖水がみなぎると伝えられた。またこの金牛の尾や鼻綱を引きあげたところ黄金の鎖であったという口碑もある。…

※「金牛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」