金法師・仮名法師(読み)かなぼうし

精選版 日本国語大辞典 「金法師・仮名法師」の意味・読み・例文・類語

かな‐ぼうし ‥ボフシ【金法師・仮名法師】

〘名〙 子どもを呼ぶ時に用いる語。特に、自分の子どもを他人の前で呼ぶ時に用いる。かなんぼうし。
※虎明本狂言・富士松(室町末‐近世初)「夜前みが所へかなほうしがきてゆふたぞ」
[補注]語源について「かな」は「かなし(可愛)」の語幹とする説、「かなひばし(金火箸)」のようにやせ細っている意だとする説などがある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android