金沢藩下屋敷跡(読み)かなざわはんしもやしきあと

日本歴史地名大系 「金沢藩下屋敷跡」の解説

金沢藩下屋敷跡
かなざわはんしもやしきあと

[現在地名]板橋区加賀一―二丁目・板橋三丁目

加賀藩(金沢藩)前田家の江戸下屋敷。平尾ひらお邸ともいう。延宝七年(一六七九)前田家は板橋宿に隣接した平尾に六万坪を拝領した。その後、駒込こまごめ(現文京区)内の一部や筋違すじかい(現千代田区)などを上地し、その替地を平尾邸に近接する場所に集中して拝領、天和三年(一六八三)に屋敷地の拡張が完了した。最終的には二一万七千九三九坪の広大な屋敷地となったが、これは江戸の諸大名の屋敷地としては最大の規模である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android