金枝玉葉(読み)きんしぎょくよう

精選版 日本国語大辞典 「金枝玉葉」の意味・読み・例文・類語

きんし‐ぎょくよう ‥ギョクエフ【金枝玉葉】

〘名〙 (金玉枝葉の意。枝葉は子孫の意) 天子一門天皇の一門。皇族金枝玉葉
※桂川地蔵記(1416頃)下「金枝玉葉嗣世威風」
読本椿説弓張月(1807‐11)残「彼国鼎(こくてい)先祖は、天孫氏十八世、玻琳王より出たれは、金枝玉葉(キンシギョクエウ)と称せられ」 〔蕭倣‐享太廟楽章〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「金枝玉葉」の意味・読み・例文・類語

きんし‐ぎょくよう〔‐ギヨクエフ〕【金枝玉葉】

天皇の一門。天子の一族。皇族。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

四字熟語を知る辞典 「金枝玉葉」の解説

金枝玉葉

天子の一族・子孫を貴んでいう語。

[使用例] 右手には、某々々親王殿下某々王殿下の金枝玉葉をはじめ[徳富蘆花黒潮|1902~05]

[使用例] その「ケートン」という呼称は一般に庶民のあいだで「金枝玉葉」にもたとえるべき子にそれも男児に限って付けられるあだ名である[金石範*万徳幽霊奇譚|1970]

[解説] 金玉の枝葉の意。枝葉は子孫をいう。

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android