金大城(読み)きんだいじょう

世界大百科事典(旧版)内の金大城の言及

【石窟庵】より

…韓国,慶尚北道慶州市,仏国寺の背後の吐含山頂にある石窟寺。新羅景徳王10年(751)宰相金大城が仏国寺の付属石窟として建造したと伝える。自然の巨石を背にして花コウ岩を積み上げて築いた石窟で,内部は前室・扉道・主室の3室からなる。…

【仏国寺】より

…韓国,慶尚北道慶州市の郊外にある大寺。新羅の法興王代(在位514‐540)に創建され,景徳女王10年(751)に宰相金大城の発願により伽藍は大規模に拡充されたと伝える。伽藍は吐含山麓に東西2部を営み,大雄殿を中心とする東部は,大雄殿前方左右に多宝塔,釈伽塔を配し,四囲に回廊をめぐらせ,正面の紫霞門前面には高い石壇を築き,石造アーチを用いた優美な青雲橋,白雲橋がかかる。…

※「金大城」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」