金原亭馬生(読み)きんげんていばしょう

世界大百科事典(旧版)内の金原亭馬生の言及

【三遊亭円遊】より

…(1)初代(?‐1838(天保9)) 初代三遊亭円生門下。のち金原亭馬生となる。道具入り芝居噺の祖として知られる。…

【落語】より

…一方,可楽よりもやや先輩として活躍したのは,〈身振り声色(こわいろ)芝居掛り鳴り物入り〉元祖と称した初代三遊亭円生だった。円生門下からは,〈続き物〉の祖初代金原亭馬生(きんげんていばしよう)(?‐1838),人情噺の名手初代古今亭(ここんてい)志ん生,おなじく人情噺をよくした2代円生などが輩出した。 上方落語界は,彦八の名跡が4代で絶えて以後は低調だったが,前記のように会咄,座敷咄が流行し,1792年(寛政4),京都から浮世咄の松田弥助が下るにおよんで復興の機運を迎え,初代桂文治(1773‐1815)が寄席興行を開催し,芝居がかりの落語を口演したころから隆盛に向かった。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」