金井 紫雲(読み)カナイ シウン

20世紀日本人名事典 「金井 紫雲」の解説

金井 紫雲
カナイ シウン

大正・昭和期の美術記者



生年
明治20(1887)年1月2日

没年
昭和29(1954)年1月19日

出身地
群馬県

本名
金井 泰三郎

経歴
明治35年上京、独学研鑽、この間坪内逍遙・田村江東などの薫陶を受けた。42年中京新聞社に入社し社会部に勤務、大正11年都新聞社へ移る。美術記者として活躍し、のち学芸部長を務め、15年間勤続した。本名は泰三郎、紫雲と号した。趣味の幅が広く、美術だけでなく盆栽・花・鳥なども専門的に研究し、多くの著書を遺した。主な著書に「盆栽の研究」「花と鳥」「花鳥研究」「東洋花鳥図攷」「鳥と芸術」「東洋画題綜覧」「芸術資料」「趣味の園芸」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android