金が物を言う(読み)カネガモノヲイウ

デジタル大辞泉 「金が物を言う」の意味・読み・例文・類語

かねもの・う

物事を行うのに金銭の力が大きいことのたとえ。「―・う世の中」
[類語]仏の光よりかねの光地獄の沙汰さたも金次第阿弥陀あみだぜにほど光る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「金が物を言う」の意味・読み・例文・類語

かね【金】 が 物(もの)を言(い)

金銭が言葉道理以上に威力を発揮することにいう。
※雑俳・柳多留‐三八(1807)「うなるのは啌たか金はものを言い」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ことわざを知る辞典 「金が物を言う」の解説

金が物を言う

ことばや道理によって容易に解決できないことも、金銭の力で思いのままになることがある。

[使用例] 町人とて侮れんぞ。こう金が物をいうては、追っつけ、町人の世の中になろうも知れん[直木三十五南国太平記|1931]

[解説] 英語のMoney talks.も同じ発想表現。金が前面に出てくると、もって回った言い回しは無用ということです。

[類句] 地獄の沙汰も金次第

〔英語〕Money talks.

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android