野田[市]（読み）のだ

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野田[市]【のだ】

千葉県北西端の市。1950年市制。利根川と江戸川にはさまれた平たん地を占める。中心市街は近世以来江戸川水運の河港で，濃口(こいくち)醤油産地として発達し，全国各地に輸送された。現在も全国の醤油の約３割を生産する。1960年代から，市域南部に工業団地が造成され，機械・化学工業が進出。周辺で野菜，タバコを産する。東武鉄道が通じ，茨城県とは芽吹大橋，境大橋で連絡。桜の名所清水公園がある。2003年６月，東葛飾郡関宿町と合併。東日本大震災で，市内において被害が発生。103.55km²。15万5491人（2010）。
→関連項目岩井［市］

出典　株式会社平凡社