野平祐二(読み)のひらゆうじ

百科事典マイペディア 「野平祐二」の意味・わかりやすい解説

野平祐二【のひらゆうじ】

競馬騎手。千葉県生れ。1944年に騎手免許を取得し初騎乗。1975年に引退するが,通算で7280戦1339勝(最高クラスの馬が高額賞金を争う重要なレースである重賞71勝)を挙げ,勝利数は当時の最多記録であった。天皇賞優勝3回をはじめ,スピードシンボリで1969年と1970年の有馬記念を連覇するなど,その華麗な騎乗ぶりは〈ミスター競馬〉と称された。また,海外のレースにも出場した。引退後は調教師として三冠馬(皐月(さつき)賞・日本ダービー菊花(きっか)賞)のシンボリルドルフなどを育てた。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「野平祐二」の解説

野平祐二 のひら-ゆうじ

1928-2001 昭和-平成時代の騎手,調教師。
昭和3年3月20日生まれ。昭和19年デビュー。スピードシンボリで44年から有馬記念で2連勝するなど重賞レースに71勝。海外でも活躍。50年の引退まで通算1339勝。シンボリルドルフの調教師として,59年皐月(さつき)賞,日本ダービー,菊花賞の3冠を制した。平成13年8月6日死去。73歳。千葉県出身。

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