重増(読み)おもたまし

精選版 日本国語大辞典 「重増」の意味・読み・例文・類語

おもた‐まし【重増】

〘名〙 江戸時代駕籠舁(かごかき)が客の体重が重い場合に請求した割増し料金。
洒落本古契三娼(1787)「よしはらのかごやにもふてうがおすよ〈略〉ふりまし。をもたまし。みちまし。あぶれ。なぞといひす」
※雑俳・柳多留‐五五(1811)「おもたましとられる尻で玉のこし」

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