重利(読み)じゅうり

精選版 日本国語大辞典 「重利」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐り ヂュウ‥【重利】

〘名〙
① 大きな利益
代議政体(1875‐79)〈永峰秀樹訳〉一「又之を運用する人の才能性質に応じて、最も重利を得べきが如く」 〔史記‐荊軻伝〕
重利法で計算される利息。または、その利率複利。〔英和商業新辞彙(1904)〕

ちょう‐り【重利】

〘名〙 一定期間利子元金に繰り入れ、その合計額を次の期間の元金として、利子を計算すること。複利。じゅうり。〔仏和法律字彙(1886)〕

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デジタル大辞泉 「重利」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐り〔ヂユウ‐〕【重利】

大きな利益。
複利」に同じ。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「重利」の意味・わかりやすい解説

重利
じゅうり

複利

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世界大百科事典(旧版)内の重利の言及

【利息】より

…もっとも,利息の弁済期は必ずしも元本債権の弁済期と同一ではないが,当事者間に別段の定めがない場合には,元本債権の弁済期と同一であると解すべきである。(2)複利(重利ともいう) 後払利息は,単利計算による場合と複利により算出される場合がある。複利とは,弁済期に支払われない利息を元本に組み入れて,その総額に対してさらに利息を計算することである。…

※「重利」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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