重九(読み)チョウキュウ

デジタル大辞泉 「重九」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐きゅう〔‐キウ〕【重九】

《九を重ねる意》「重陽ちょうよう」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「重九」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐きゅう ‥キウ【重九】

〘名〙 (九を重ねる意) 陰暦九月九日の節供。九月の節供。重陽(ちょうよう)。《季・秋》
田氏家集(892頃)下・重陽日侍宴、同賦黄菊残花欲待誰「離畢明朝重九来、女華含咲雨便催」 〔陶潜‐九日閑居詩序

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普及版 字通 「重九」の読み・字形・画数・意味

【重九】ちようきゆう(きう)

九月九日、菊の節句。晋・陶潜〔九日間居詩の序〕余(われ)、居して重九の名を愛す。秋は園に盈(み)つるも、(らう)(酒)を持するに由(よし)靡(な)し。しく九菊花)をして、懷(おも)ひを言に寄するのみ。

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世界大百科事典(旧版)内の重九の言及

【重陽】より

…9月9日の節供。陽数(奇数)の極である9が月と日に重なることからいい,重九(ちようきゆう)ともいう。中国行事の渡来したもので,邪気を避け,寒さに向かっての無病息災,防寒の意味もあった。…

※「重九」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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