精選版 日本国語大辞典 「釈論」の意味・読み・例文・類語 しゃく‐ろん【釈論】 [1] 〘名〙 仏語。経文の文義を一々解釈すること。一経について宗旨を総括し、法義を建てる「宗論」に対するもの。※浄土法門源流章(1311)「就二一類経一総摂二宗旨一建二立法義一名為二宗論一、別解二文句一名為二釈論一」[2] 顕教では、大般若経を釈した書であるところから、大智度論の異称。密教では、釈摩訶衍論(しゃくまかえんろん)の異称。※雑談集(1305)三「釈論(シャクロン)円覚経誦を聞」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報