采女祭(読み)うねめまつり

世界大百科事典(旧版)内の采女祭の言及

【猿沢池】より

…《大和物語》に平城天皇の寵が衰えたことを嘆いた采女(うねめ)が身を投げたことが記されており,謡曲《采女》の題材ともなっている。池の南東には采女が入水するときに着物を掛けたと伝えられる衣掛柳が,北西には采女社があり,毎年仲秋の名月の夜に池に花扇を浮かべて采女祭が行われる。古来〈澄まず濁らず,出ず入らず,魚が七分に水三分〉と表現された浅い池であるが,時として水の色が赤く変化することがある。…

※「采女祭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」