ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「都太夫一中(5世)」の意味・わかりやすい解説
都太夫一中(5世)
みやこだゆういっちゅう[ごせい]
[没]文政5(1822).7.5. 江戸
一中節の家元。都一中とも呼ばれる。前名は吾妻路宮古太夫。天明1 (1781) 年に上方より下り,寛政4 (1792) 年みずから5世都太夫一中と称して江戸の中村座に通い『傾城浅間嶽』を語ったが不評。河東節の三弦方,3世山彦新次郎 (のち1世菅野序遊 ) と結び,一中節を再興。古典の復活と新曲づくりに努めた。
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