都下（読み）とか

精選版 日本国語大辞典

と‐か【都下】

〘名〙

① みやこのうち。みやこ。

※性霊集‐四（835頃）為人求官啓「但恨不_レ作_二都下之生人_一」

※文明論之概略（1875）〈福沢諭吉〉三「其一人は旧来の田舎魂を変じて都下の浮華を学び」

② (「東京都下」の略) 東京都の管轄下。特に、東京都のうちで、二三区を除いた市町村。

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

と‐か【都下】

１ 都のうち。みやこ。
「―にある人も漸く…、地方にても」〈鉄腸・花間鶯〉
２ 東京都のうち、23区を除いた市町村の称。「都下三多摩地方」

出典　小学館

普及版 字通

【都下】とか

都のうち。宋・李〔葉学士に上(たてまつ)る書〕(おも)はざりき、今(ことし)下にし、而して執事方(まさ)に省局に在り。門牆伊(こ)れ邇(ちか)し。見の路らん。是(ここ)を用(もつ)て興居（起居）を上問し、以て願ふを(かな)はしめんとす。

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出典　平凡社「普及版 字通」