郵便貯金法(読み)ゆうびんちょきんほう

世界大百科事典(旧版)内の郵便貯金法の言及

【郵便貯金】より

…発足初年末の郵便貯金残高は1万5000円にすぎなかったが,以来,1908年1億円,23年10億円,42年100億円と増加し,その資金は大蔵省預金部(1951年から資金運用部)に預託され,殖産興業・富国強兵のため利用された。 第2次大戦後,47年には新しい〈郵便貯金法〉が公布され,〈郵便貯金を簡易で確実な貯蓄手段としてあまねく公平に利用させることによって,国民の経済生活の安定を図り,その福祉を増進させることを目的とする〉(同法総則1条)と規定された。その後,郵便貯金残高はさらに飛躍的ともいうべき増加を続け,49年1000億円,60年1兆円,72年10兆円となり,96年3月現在の残高は213兆4375億円という巨額に達し,個人預貯金残高の35%を占めるに至っている。…

※「郵便貯金法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」