部下(読み)ぶか

精選版 日本国語大辞典 「部下」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐か【部下】

〘名〙
支配、管轄下の地域内部部内
※九条公爵家所蔵延喜式裏文書‐宝亀四年(773)二月一四日・太政官符案「右得播磨国解偁、部下餝磨郡草上駅子中臣大分等百八十人訴辞偁」
組織などで、ある人の下に属し、その指示命令によって行動する人。てした。配下
※六如庵詩鈔‐二編(1797)三・寄題波響楼「多暇乃能好儒術、部下済済足琳球
※満韓ところどころ(1909)〈夏目漱石〉二〇「部下(ブカ)住宅は無論ある」 〔魏志‐司馬芝伝〕

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デジタル大辞泉 「部下」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐か【部下】

組織などで、ある人の下に属し、その指示・命令で行動する人。配下。手下
[類語]手下子分配下手先目下ランニングドッグ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「部下」の読み・字形・画数・意味

【部下】ぶか

配下。〔三国志、魏、司馬芝伝〕初より以來、典農に聽きて生を治め、各部下の計を爲すは、に國家大體の宜しきに非ざるなり。

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