郡山町(読み)こおりやまちよう

日本歴史地名大系 「郡山町」の解説

郡山町
こおりやまちよう

面積:五七・七五平方キロ

日置郡の北東端、薩摩半島のほぼ中央部に位置し、東は鹿児島郡吉田よしだ町、西は伊集院いじゆういん町・東市来ひがしいちき町、南は鹿児島市、北は薩摩郡樋脇ひわき町・入来いりき町、姶良あいら蒲生かもう町に接する。北部は北境の八重やえ(六七六・八メートル)に源を発する甲突こうつき川および重平しげひら(五二三・一メートル)上宮じようぐう(五五一メートル)に源を発し南西流する神之かみの川の上流域の山地・丘陵で、東部にも花尾はなお(五四〇・四メートル)三重みえ(四八六・一メートル)が連なる。南部はシラス台地が広がり、谷筋を流れる各河川流域に水田が開けている。気候は温暖であるが、内陸部に位置しているため冬期はかなり冷込む。

山地が多く遺跡はほとんどない。わずかに縄文時代の厚地の峠あつちのとうげ遺跡と岩戸いわと遺跡が知られている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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