精選版 日本国語大辞典 「郁子」の意味・読み・例文・類語
むべ【郁子】
〘名〙 アケビ科のつる性常緑低木。本州の関東以西、四国、九州の暖地の山中に生え、庭木や盆栽ともする。葉は長柄をもち、掌状複葉で、五~七枚の小葉からなる。各小葉は長楕円形または倒卵形。雌雄同株。五月ごろ、白または淡紅紫色の花を三~七個下向きにつける。果実は卵円形で長さ約五センチメートル、暗紫色に熟し甘く生食される。茎・根は利尿薬になる。漢名に野木瓜をあてる。うべ。うむべ。ときわあけび。《季・秋》
▼むべの花《季・春》 〔二十巻本和名抄(934頃)〕
うべ【郁子】
〘名〙 =むべ(郁子)《季・秋》
▼うべの花《季・春》 〔本草和名(918頃)〕
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