精選版 日本国語大辞典 「避」の意味・読み・例文・類語
さ・る【避】
〘他ラ四〙
① 望ましくない物事を避ける。
② いやだとことわる。辞退する。
※書紀(720)允恭元年一二月(寛文版訓)「今羣臣の請ふこと、事理(ことわり)灼然(いやちこ)なり。何ぞ遂に謝(サラ)むや」
さ・ける【避】
〘他カ下一〙 さ・く 〘他カ下二〙
① (望ましくないものに)触れないようにその所から離れた位置に身をおく。会わないように身をかわす。遠ざかる。のがれる。
※今昔(1120頃か)一〇「汝等、速に道を避(さけ)て我が車を可過し」
※尋常小学読本(1887)〈文部省〉五「夜眠る時には、階子を引き上げて、其害を避くるとぞ」
よ・く【避】
(後世は「よぐ」とも)
[1] 〘他カ上二〙 =よける(避)
[2] 〘他カ四〙 =よける(避)
※歌仙本貫之集(945頃)五「逢ふ事の山彦にしてよそならば人目も我はよかずぞあらまし」
[3] 〘他カ下二〙 ⇒よける(避)
さ・く【避】
〘他カ下二〙 ⇒さける(避)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報