遺言能力(読み)イゴンノウリョク

デジタル大辞泉 「遺言能力」の意味・読み・例文・類語

いごん‐のうりょく〔ヰゴン‐〕【遺言能力】

遺言をなしうる法的資格。満15歳に達した者で、意思能力があれば、だれでも遺言できる。

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精選版 日本国語大辞典 「遺言能力」の意味・読み・例文・類語

いごん‐のうりょく ヰゴン‥【遺言能力】

〘名〙 遺言者が遺言をする時に備えていなければならない資格。意思能力を必要とし、民法では、満一五歳に達した者にはその能力があるとしている。

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世界大百科事典(旧版)内の遺言能力の言及

【遺言】より

…しかし,特殊な遺言形態のため,実際に利用されることはきわめて少ない。
[遺言書の作成]
 (1)遺言能力 遺言は,遺言者自身が単独でなすべき行為であり,代理や同意には親しまない。しかも,生存中の遺言者に不利益をもたらすものでもないので,民法は,遺言能力については,通常の行為能力に関する規定の適用を排除している(961,962条)。…

※「遺言能力」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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