遣越(やりこし)とは？意味や使い方

精選版日本国語大辞典「遣越」の意味・読み・例文・類語

〘名〙

① 江戸後期の大型弁才船の艫(とも)上棚を構成するはぎ板の一つ。ここに各船梁が貫通する。弦(つる)ともいい、この上にはぎ合わせる弦押えを遣越上と呼ぶときは、弦を遣越下または遣越中という。〔新造仕用積り書（１９Ｃ初）〕

② 腰当船梁など上棚（遣越）の間にさし入れる船梁を上棚に固定するくさび。栓(まさがい)。〔菱垣廻船歓晃丸図解略説（1911）〕

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