遠水渇を救わず(読み)えんすいかつをすくわず

精選版 日本国語大辞典 「遠水渇を救わず」の意味・読み・例文・類語

えんすい【遠水】 渇(かつ)を救(すく)わず

(遠くにある水は、のどのかわきをうるおすのにすぐ役立たないの意から) 遠くにあるものは急の用に役立たないということ。遠水近火を救わず。
浮世草子・世間姑気質(1772)序「遠水渇(エンスヰカツ)を救(スクハ)ず、手近くに嫁程便(たより)なるはなく、姑程大切なるはなし」 〔通俗篇‐二・地理〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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